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2017/09/26

プロに習う

私は長い間ハイヒールとともに過ごしてきました。


30年前はいまのように
美しい歩き方や正しい歩き方についての情報が
あまりありませんでした。


当時の私はテレビや雑誌でみた
モデルさんの歩き方である
一直線上を歩く方法を真似しておりました。
見よう見まねの自己流です。


知らないというのは恐ろしいことです。


最も鍛えたくない脚の外側の筋肉を
鍛える歩き方をしていたわけですから。

そして、毎日数千歩、一体どれだけの
影響があったことでしょうか。


美しく歩くためには正しい姿勢で
全身の筋肉を使う必要があります。

また歩き方は脚のラインに顕著に現れます。


私は自分の脚の形から判断して
自分の筋肉が
正しく使えていないことがわかりましたが
具体的にどのようにすればいいのかが
わかりませんでした。


美しく歩き、美しい脚になるためには
自分の状態を知ること
状態に応じて意識と努力をすること。


ハイヒールはフラットシューズよりも
接地面積が狭いため
一層のテクニックが必要です。


Asamiさんのレッスンを受けて
今まで思いもしなかった部分が
使えていなかったことを知りました。


歩き方の癖は千差万別。


ハイヒールで歩くためには、やはり
プロに習うことが重要だと考えます。





2017/09/25

ハプニング

先日、急いで歩道を歩いていたら、
石畳が一部、隆起していたのです。


13センチのピンヒールを履いた私は
気付かずにそこへ足を乗せてしまいました。


足首が、カクっ、となりました。


しかし、幸いにも捻挫することはありませんでした。


爪先から着地したことと
腹筋で無意識に体重を後ろ足に戻せたことで
前足の足首に負荷がかかることを
免れたようです。


もし、
踵のピンヒール部分から着地していたら
爪先が隆起した地面に乗った時点で
既に全体重が前足にかかっているので
体勢を戻すことができなかったでしょう。


足首の可動範囲内であったとしても
横に曲がった足首に全体重がかかったら
どうなっていたか。。。



爪先からの着地は、
危険を回避できることを知りました。






2017/09/23

姿勢とハイヒール

先日のハイヒールレッスン。
私はかなり苦戦していました。
全く軸がとれなかったのです。


レッスン直前には、
少し歩くだけで左足がつってしまう状態でした。
帯状疱疹の治療で抗生物質を服用していたので、
水分補給が足りなかったのかもしれません。

まずは水素水とミネラルを摂取しました。



そして、ハイヒールレッスンが始まりました。
椅子を使ったエクササイズからスタートし
その後は、素足のエクササイズです。

いくつかのエクササイズをしましたが
腹筋が上がらないため、
両手を上げるバージョンを行いました。

また、右足を出すときに
どうしても骨盤が引っ張られてしまい
骨盤を左に開くように指示をいただきました。
更に、上半身も左に開き、
その上で右肩は右に少し開き肩甲骨を寄せ、
左足を出すときにも
骨盤を少し左に開く必要があり

背中が反り易いため
背中をコントロールしながら頭をプッシュ。
そして、右足を出すタイミングで
少し上半身が右へ倒れるので
少し身体を戻すことも必要とのことでした。


なんとか片足の母指球で立てる状態になり
ハイヒールでのレッスンが始まりました。
Asamiさんのメスはどんどん入ります。


歩く時の
骨盤、上半身、肩、頭のポジションを微調整し
更に4点で止めるエクササイズをして
使う筋肉に意識をいれました。


そして、後ろ足の踵をキュッといれるエクササイズ。
これは後ろ足の内腿を意識したのですが
結果として腹筋が引き上がる効果もありました。


更に微調整を繰り返し、正しい位置を
身体に記憶させていきます。


間違った姿勢であるのに
自分では正しい位置だと勘違いしているため
微調整後は違和感しかありません。


しかし、ハイヒールで歩くと
それが正しいポジションだと解ります。


なぜならば、
苦もなく母指球に体重が乗り、
脚の内側の筋肉に力が入り、
上半身が揺れず、身体が軽くなり、
呼吸が楽なのです。


ポジションの崩れ、それは
ハイヒールで美しく歩くことを阻む
大きな要因になるのです。




2017/09/18

如何なる時にも

ハイヒールを履くようになり、30年以上が経ちます。


初めてハイヒールに足を入れて鏡を見た時、
わずか数センチ踵の高さが上がるだけで、
此れほど見た目の印象が変わるものなのかと驚きました。


当時、巷で言われていた美しい歩き方が、
一直線上を歩く、という間違った情報でそれを実践していた私。
今は決してそのような歩き方をしませんが、
知らないということは全く恐ろしいことです。


さて、ハイヒールに出会ってからというもの、
フラットシューズを履こうという気持ちが消えました。


踵が低ければ歩きやすく
高ければ歩き難いか、と問えば、全くそんな事はありません。
自分の足の指の形、足裏のアーチ、踵のラインが
靴と合っているか否かの問題であることがわかりました。
何よりも美しさが消えるフラットシューズやローヒールを
選ぶメリットが私には存在しません。


私は夫とよく散歩をするのですが、
ハイヒールで何時間でも歩いております。


去年、睡眠中のアクシデント によりギックリ腰になった時にも
結局ずっとハイヒールで過ごしました。


また、年に1、2度積もる雪の日には、
滑り止めのついたピンヒールのブーツで出勤しています。


今年の春、
ロサンゼルスに行った際に海を見に行きました。
見るだけのつもりでしたので
約12センチのピンヒールのミュールでした。

輝く波を見ているうちに
美しい海に触れたくなった私は
ピンヒールのまま砂浜に降りて波打ち際まで歩きました。

Asamiさんのレッスンを思い出して
腹筋をあげて歩いたため
一度もヒールが砂に埋もれる事はありませんでした。
ただ、開いている爪先が砂に接触して
ミュールが砂だらけになりましたので
砂浜を歩く時だけは、あまりお勧め致しません。


私は少し極端です。
今、私の靴は全てハイヒールです。




2017/09/10

フォーカス

先週から
ASAMI-PARIS の コンサルティング レッスンが
スタートしました。

実技のハイヒールレッスンも
新たな気持ちで受講しました。


今回のレッスン中に
母指球に体重を乗せることばかり考えておりましたら
Asamiさんから、
「そのことは少し忘れましょう、目線を変えましょう」
そのように言われました。


母指球を意識していたはずでしたが
上半身のコントロールが難しい状態だったためです。


そして、私は一旦、母指球の存在を忘れました。

腹筋をあげることをはじめとした
軸を確立するためのポイントだけを意識して歩いたところ、
結果として体重が母指球に乗りました。


母指球に乗せることを意識する、ということは
母指球に乗っていないということを意識することにもなります。
今回の私はできないことを意識したため、
更にできない状態に陥っておりました。

それから、そもそも
何のために母指球に乗せるのかということを
失念しておりました。


正しい姿勢で適切な筋肉を使い美しく歩くことが目的であり、
母指球に乗せることはそのための1つのポイントに過ぎません。


うまくいかないときは
一度目線を変えてみる。


今回のことは、ハイヒールの哲学でもあり
日常生活、人生に置いても同じ事が言えます。





2017/09/09

回想

昨年の今頃、
私は初めて腰痛を経験しました。

夜中に寝返りに失敗した模様で
仰向けのままベッドの左側に右足だけが
落ちたのです。

翌朝、目覚めたときには
自力で身動きできなくなっていました。

夫に身体を起こしてもらいましたが
座った状態から立ち上がることが困難で
少しでも身体を倒すと激痛です。

ただし、立って姿勢を正し(*注)
腹筋を引き上げれば
歩くことができました。

仕事でしたので出勤準備をして、
出掛けるときにふと気付く。
自分がハイヒールしか持っていないことを。

11.5センチのピンヒールを履き
Asamiさんのレッスンを思いだしながら
姿勢を整え、腹筋を引き上げ
そして歩いて出掛けました。

歩くこと以外の
殆どの動作は激痛でしたが
良い経験だったと思います。

Asamiさんの歩き方が
腰に負担を掛けないことを
実感できた出来事です。


*注)
正しい姿勢とは奥が深いのです。
背筋を伸ばすことは大切ですが
例えば背中が反った状態は正しいとは言えず
腰に負担がかかります。
頭のポジション、デコルテ、肩甲骨、他
いくつかのポイントがあります。